レジャーホテル清掃の求人紹介します。


約3年前からひきこもり支援に携わってきた山内和美さん。2017年3月号の取材では、母親の協力によって挫折を乗り越えたと語っていました。自身の経験をもとに、当事者家族が協力し合えるようにサポートしてきた山内さんは、新たに、ひきこもり当事者が働ける環境を提供しようとしています。その職場は、「ラブホテル」。人とのコミュニケーションに不安を感じるひきこもりと相性の良い、働きやすい職場なのではないかと言われています。

~母の協力~

もう30年前の出来事になりますが、私は関西の大学を中退して、四国の実家に戻りました。退学の理由は一つではありませんでしたが、あえて理由をあげるとすれば、実家の問題に私の気持ちが傾いたからです。
翌年、東京の大学へ再び入学し、二度目の大学生活を送ることになりました。二度目の一人暮らし。お金がかかります。母は所有していたマンションを売りに出してくれました。「売れば、4年間の学費と生活費は用意できる」その言葉通り、私は東京の学生時代を不自由なく過ごすことができました。

~ラブホテルの専門家~

1992年に大学を卒業し、20代後半で初めて就活をしました。友人が勤めていた会社が東京に進出することになり、私の行く先を心配してくれた友人から勧められて面接・試験を受けました。編集・制作の会社でした。これが私の職務経歴のスタートとなります。
その後、不動産業に転職し、20年以上が経ちます。途中、レジャーホテル(いわゆるラブホテル)の投資・運営会社でホテル物件の購入や売却を担当しました。2009年には、全国のホテル物件を見て回った経験を本にまとめ、『ラブホテル経営戦略』(「株式会社週刊住宅新聞社」)を出版しました。

~ひきこもりからのやり直し~

このような経歴から、千葉のレジャーホテル(ラブホテル)の支配人とつながりがありました。このホテルで主任を務めているのは、4年間ほど「ひきこもり期間」があった青年です。彼は、フリージャーナリストの池上正樹さんから取材され、『元「ひきこもり青年」がラブホ勤めで認められ、主任に出世するまで』というタイトルで、2019年1月にダイヤモンド・オンライン上で紹介されました。

 

~働きやすい職場を紹介したい~

私は起業し、「カズシン株式会社」の代表(6期目)をしています。
1.レジャーホテル物件等収益不動産の売買仲介
2.賃貸事務所(オフィスビル)の管理・仲介
この2つの分野が主な取り扱いとなります。

しかし、昨年の4月からは、不動産業の他、新規事業として「人材紹介業」(有料職業紹介事業)を始めました。ホテルで清掃の仕事をしたいという気持ちがあれば、求人中のホテルを紹介できます。週1回~アルバイトスタッフから始めて、徐々に慣れながらいずれは正社員になりたいという方もご相談ください。頑張り次第で希望に対応できるホテルもあります。レジャーホテルは24時間365日営業です。年末年始や夏休みなど、世間がお休みの時が稼ぎ時の業種です。清掃は身体を使う仕事ですが、挑戦してみたい方は、電話でお問い合わせください。(電話:03-3526-2891 カズシン株式会社)

文・カズシン株式会社 代表取締役 山内和美